瀬在丸紅子シリーズ読了。しかし、

 なんつーか犀川&萌絵シリーズとの時系列がよくわからん。『赤緑黒白』で紅子と真賀田四季(栗本基志雄)が大学の図書館で会う訳だけれども、四季の年齢を考えるとVシリーズはS&Mシリーズの前の話ということになる。しかしそれだと『捩れ屋敷の利鈍』で保呂草潤平が西之園萌絵が合うこと自体なんかおかしいような。だって、『四季 春』で出てくる萌絵はなんか生まれてまだ1歳とかじゃなかったっけ?いや、まー四季と年離れてるとは言っても数才の違いだけど、大学院生の彼女と保呂草が会う年齢は物凄く離れた計算にならないかなー?『有限と微小のパン』の時って確か30超えてなかったっけ?それともなんか『今はもうない』みたいな仕掛けが四季シリーズの最後に用意されてるとか。単に作者のパラレル作品でS&MシリーズとVシリーズは関係ありませんみたいな。『捩れ〜』って密室本の特別書き下ろし作品だからもしかしたら番外編扱いなのかもしれないけど、でも、『六人の超音波科学者』と『朽ちる散る落ちる』の間の出来事のような示唆する台詞*1が『朽ちる〜』には出てくるし。

*1:保呂草の「人口の光の下でしか会ってない」云々